Q.
成田山不動尊ってどんなお寺ですか?
千葉県成田市にある『成田山新勝寺』を大本山とした関西唯一 の別院で、大阪府寝屋川市にある寺院です。日本で初めて人車一体の交通安全を祈念し、専用の祈祷殿を設けた事から『交通安全祈願の成田山』として知られています。
開創以来、人々の様々な願いを真摯に受け入れ、ご祈祷を行っております。
Q.
『成田山不動尊』や『成田山』『成田山大阪別院』、どれが正しい呼び名なのでしょうか?
大本山成田山新勝寺の別院である事から、正式名称は『成田山大阪別院明王院』と言い、関西地区で『成田山』と言えば当別院の事を指す場合がほとんどです。『成田山不動尊』とは、不動明王を本尊としている当別院の通称で、大阪成田山不動尊と呼ばれ日本全国の方に親しんでいただいております。
Q.
成田山はほかにも全国にあるのですか?
大本山成田山新勝寺を中心として、別院、分院が全国にあります。このほかにも成田山を名乗る寺院はたくさんありますが、大本山成田山新勝寺直系の寺院は皆、葉牡丹を寺紋として使用しています。
Q.
葉牡丹の寺紋の意味は何ですか?
大本山成田山新勝寺は皇室との縁が深い寺院であり、皇室から「菊」の紋様を使用することが許されていました。そのことから、かつては中央に菊の花を配し、その外側を包み込むように菊の葉を配した「葉菊」という寺紋を使用していました。しかし、明治維新の際、当時の政府が全国的に「菊」の紋様の使用を制限したことから、成田山でも「菊の花」の使用を禁じられました。そこで「菊の花」の代わりに「牡丹」を使用し、葉については「菊の葉」をそのまま残すという紋様になり、現在に受け継がれています。
この「葉牡丹」の紋様は、大本山成田山新勝寺と正式に縁故がある寺院のみが使用を許されており、無断の使用は固く禁じられております。「葉牡丹」は正式な成田山寺院の証なのです。
Q.
成田山不動尊の宗派は何ですか?
弘法(こうぼう)大師空海を宗祖とする『真言宗 智山派』に属しておりますが、『皆様の切なる願いを真摯に受けともに歩んでいきたい』という理念により、宗旨・宗派を問わず、どのような方でもご参拝・ご祈祷いただけます。
Q.
京阪電車や京阪バスに乗ると成田山不動尊のお札を見かけますが、どうしてですか?
京阪電車や京阪バスに乗られたことがある方でご存知の方が多いとは思いますが、どの車両の壁にも必ず成田山のお札が掛けてあります。また香里園駅の別の呼び名が「成田山不動尊前」ともなっています。
これは成田山不動尊(以下:当山)が昭和9年に、京阪電気鉄道株式会社がかつて経営していた香里遊園地跡地の一部の土地を寄進して施主となり建立されたことによります。非常に歴史のある淀川東岸の街道は古くから栄えていましたが、大阪市内からは表鬼門にあたり、京都からは裏鬼門に当たる地域でもありました。この地域の安全なる発展は地域住民と同じく沿線の輸送を担う京阪電鉄関係者の切なる願いでもありました。当山開創以来、京阪電鉄関係者は春、秋、年末に必ず参拝に訪れ、沿線地域の交通輸送と開発発展が無魔に進むことを祈願されてきました。各車両に掲げてあるお守り札は、毎年12月に年末年始輸送安全をご祈願された際に授与されるお札で、1年に一度必ず取り換えられ、乗車される皆さんの安全が願われています。
Q.
初詣の行事にも登場する、「天国宝剣(あまくにのほうけん)」ってどの様な物ですか?
42代文武天皇即位中の大宝年間に、大和(奈良県)の住人大原左衛門尉藤原天国に命じて作らせたもので、歴代天皇のお守りとして、常に御座のそばに置かれた宝剣です。
天慶2年(939年)に起きた「平将門の乱」の折り、その当時即位していた朱雀天皇は京都大覚寺ゆかりの寛朝僧正に乱平定の平和祈願をお命じになり、不動明王の尊像とともに関東へ下り、国家安穏の護摩法が修されました。その糧としてこの宝剣が朱雀天皇より下されたと伝えられています。
後に、この護摩法が修された千葉県成田市に不動明王を本尊とする成田山新勝寺が建立されました。
Q.
成田山不動尊と成田幼稚園は関係あるのですか?
成田幼稚園は、成田山不動尊が仏教の心を教育の基本理念とし、「すこやかに・なかよく・すなおな」心の人間育成を願い創立した幼稚園です。
激動の現代社会を生きる子どもたちの幸福を願い、園長はじめ教職員一丸となって、ご本尊不動明王のご本誓のもと、日々の保育に精進しています。
Q.
ご祈祷や行事などについての問い合わせはどこにすればいいのですか?
各種行事や成田山不動尊に関する事については、どんな事でも「信徒(しんと)部」までお気軽にお問い合わせ・ご相談ください。
Q.
成田山不動尊へはどうやって行けばいいですか?
お車の場合は第二京阪道路の寝屋川南IC(大阪方面)から、または寝屋川北IC(京阪方面から)出口から国道170号線を北上(枚方方面)してください。寝屋川市内で香里園方面から案内掲示板を目印にお越しいただくとスムーズにご参拝いただけます。
電車の場合の最寄駅は京阪電鉄「香里園」駅です。駅からは徒歩か京阪バスでお越しいただけます。
詳しくはアクセスをご覧ください。
Q.
車で行きたいのですが駐車場はありますか?
300台を収容できる駐車場がございます。お車交通安全祈願にぜひお越しください。
Q.
車で行く時に何か注意する事はありますか?
土・日・祝日は、境内や周辺道路にて季節・時間により混雑が予想され、皆様にご迷惑をおかけする場合がございます。ゆずりあってご参拝いただきますよう、ご協力をお願い申し上げます。運転には十分にお気をつけてお越しください。
また、初詣期間中(12月31日~1月3日)には近隣道路にて交通規制が行われます。お車でのご参拝経路が限られますので、予めご確認の上お越しください。
Q.
参拝の際の申し込み・相談は、どこに行けばいいのですか?
ご参拝の際のお申し込みやご相談については「総受付」までお越しください。「総受付」ではご祈祷についてのご質問の承り、お守り・おみくじの授与、機関誌「大阪別院だより 成田山法光」の配布なども行っております。 お困りの際は、どのような事でもお気軽に「総受付」までお越しください。「総受付」は祈祷殿の建物の向かって左側にあります。
Q.
『赤ちゃん初まいり』ってどんなお祝いですか?いつ行けばいいのですか?
赤ちゃんの誕生をお不動様に感謝し、今後の健やかな成長を祈願する行事で、「お宮まいり」のことを当山では「初まいり」と呼びます。お不動様の前で護摩供祈祷を捧げるとともに、額に御印紋のお加持をすることで、お子様の健康と幸せを祈ります。一般に男の子は生後30日目、女の子は生後31日目に行います。
Q.
『七五三まいり』ってどんなお祝いですか?いつ行けばいいのですか?
節目の年を迎えたご子息・ご息女の成長を祝い、これからの健やかな成長を祈願する行事です。お不動様の前で護摩供祈祷を捧げるとともに、額に御印紋のお加持をすることで、身体健全・学徳成就を祈ります。一般に男子は数え年で3歳と5歳の時に、女子は3歳と7歳の時にお参りすることになっています。
Q.
『十三まいり』ってどんなお祝いですか?いつ行けばいいのですか?
数え年で13歳になったご子息・ご息女の成長を祝い、これからの福徳と知恵を授かるよう、お不動様にお参りする行事です。護摩供祈祷を捧げるとともに、額に御印紋のお加持をすることで、学徳成就を祈ります。当山においては1年を通してご祈祷を行っております。
Q.
『厄除け祈願』ってどんな行事ですか?いつ行けばいいのですか?
日々の生活の中で心や身体についたアカや汚れ《厄》を祓い清め、人生の大事な節目に災いがふりかからないように祈願する行事です。数え年で男性は25歳・42歳・61歳、女性は19歳・33歳・61歳が厄年にあたり、その前後の年を前厄、後厄と言います。成田山不動尊では2月4日から2月末までの期間に『厄除け祈願大祭』を行います。人生の厄を落とし、災い無く過ごせるよう、厄除け祈願にお越しください。
Q.
『赤ちゃん初まいり』や『七五三まいり』『十三まいり』『厄除け祈願』などは、その期間中にお参りしなくてはいけないのでしょうか?
それぞれの期間は、必ずその期間中に参拝しなければいけないというものではございません。成田山不動尊では、期間中以外でも一年を通してご祈祷を受け付けております。「思い立ったが吉日」ではありませんが、祈念するお心が芽生えられた時が参拝いただくのに最適な時期なのではないでしょうか?
ご都合のいい時に、お気軽にご参拝ください。お参りに関するご質問・ご相談は信徒部までお問い合わせください。
Q.
結婚式はできますか?
ご要望により、結婚式を挙げていただくことができます。 不動明王宝前にての、仏式の結婚式となります。お不動様に二人が結ばれる「縁」を感謝し、末永く幸せに過ごせるよう祈ります。 ご希望の方は信徒部までお問い合わせください。
Q.
写経はできますか?
成田山不動尊では、「般若心経」を書写する写経会を3月から11月の間は月2回、2月と12月には月1回開催しております。仏様のお説きになった教えを一文字一文字ていねいに書写することで、仏様とご縁を結び、人生を悩まず生きる力を養います。
特にご用意いただくものはございませんので、お気軽にご参加ください。参加希望の方は、信徒部までお問い合わせください。
Q.
護摩供祈祷って何ですか?
護摩供祈祷とは、弘法(こうぼう)大師空海が伝えた密教という教えに基づいたご祈祷で、成田山でも古来から受け継がれてきたものです。護摩木という特別な薪をたくことでお不動様に願いを伝え、その成就を祈ります。心に願いや悩みがある時は、ぜひ護摩供祈祷にお越しください。
電車の場合の最寄駅は京阪電鉄「香里園」駅です。駅からは徒歩か京阪バスでお越しいただけます。
Q.
護摩供祈祷ではどんなことをお願いできますか?
ご祈祷の際には「交通安全」や「家内安全」「商売繁盛」など31種類の願意の中からお選びいただけます。もちろん、その他にも皆様それぞれの切なる願いを真摯に受け入れ、ご祈祷をさせていただきます。
Q.
護摩供祈祷には『普通護摩供』や『特別護摩供』などの種類がありますが、どんな違いがあるのですか?
いずれもお護摩の火を焚くことで願いの成就を祈りますが、ご祈祷中にお名前を読み上げる回数が変わるなどの違いがあります。そのほかにも、お渡しする護摩札の大きさにも違いがございます。
祈祷の方法で、ご利益が変わるという事は決してございません。お願い事の成就につきましては、祈願いただく皆様の信仰のお心次第でございます。
Q.
護摩供祈祷は何時から何時までやっていますか?
護摩供祈祷は、午前7時30分から午後3時30分まで、1日5回行っております。事前のご予約の必要はございませんので、ご希望の開始時刻の15分程前までに総受付までお越しください。
なお、行事の都合により、祈祷時刻が変更になる場合がございますので 、予めご了承ください。
Q.
ご祈祷の際に気を付けることはありますか?
何か持っていくとよいものはありますか?
本堂ならびに祈祷殿でのご祈祷の最中は、皆様がお不動様に快く心静かにお参りできるよう、ご協力いただきますようにお願いいたします。特に携帯電話をお持ちの場合は、電源をお切りいただくか、マナーモードにご設定ください。
輪袈裟、念珠をお持ちのご信徒様は、ご着用のうえお参りください。お不動様のご真言をお唱えする場合は、ご真言カードをご用意しておりますので、ご必要の場合は成田山不動尊職員に申し付け下さい。
Q.
『交通安全祈願の成田山』といわれるのは、なぜですか?
成田山不動尊は日本で初めて人と車を同時に交通安全を祈念したお寺です。終戦直後、とある信者様が、道中で車が故障しないように祈願を希望されたことから始まり、たくさんの方々からご祈祷の希望をいただいたのを受け、交通安全祈願専用の祈祷殿を設けるに到りました。以来、ドライバーの皆様に愛され、『交通安全祈願の成田山』と言われるまでに発展させていただきました。
通学や通勤、旅行などの際に人車ともに災難がないよう、お車交通安全祈願にご参拝ください。
Q.
お車交通安全祈祷の『普通祈祷』と『特別祈祷』には、どんな違いがあるのですか?
お願い事に捧げるご祈祷の違いによって、『普通祈祷』と『特別祈祷』に分けさせていただいております。『普通祈祷』では、お経を読み上げてお祓いすることで願いの成就を祈ります。『特別祈祷』では、それに加えてお護摩の火を焚くことで願いを清らかな願いとして高め、その成就を祈ります。そのほかにも、お渡しする護摩札やお守りなどにも違いがございます。
祈祷の方法で、ご利益が変わるという事は決してございません。お願い事の成就につきましては、祈願いただく皆様の信仰のお心次第でございます。
Q.
お車交通安全祈祷は何時から何時までやっていますか?
お車交通安全祈祷は、午前7時から午後4時までの各時20分と50分から開始いたしております(最終は午後4時50分より)。事前のご予約の必要はございませんので、ご希望の開始時刻の15分程前までに総受付までお越しください。
初詣期間中(1月1日~1月31日)は祈祷時刻が変更になりますので、予めご確認の上、お越しください。
Q.
お守りにはどんな種類がありますか?
「交通安全」のお守りや「開運厄除」「商売繁盛」「合格祈願」「安産祈願」など、皆様の願いを成就するための様々なお守りをご用意しております。ご参拝の際にぜひお求めください。
Q.
お守りは何時から何時まで買えますか??
平常時は午前6時~午後5時に頌布しております。
初詣期間中の頌布時間は次の通りです。
Q.
古いお守りやお札はどうすればいいですか?
お守りやお札は、一年たったら心新たに新しいものに交換することをおすすめいたします。古くなったものは本堂前にある古札納め所にお納めください。『納め不動』の日に一年間守っていただいたことへの感謝を込めてお焚き上げさせていただきます。
有害物質(ダイオキシンなど)の発生を防ぐため、ビニールなどのついたお守りやお札はその部分をはずしてお納めください。ご協力の程、よろしくお願い申し上げます。
Q.
ご先祖様や水子様の供養をしたいのですが。
成田山不動尊では大師堂にて、ご先祖様や水子様のご供養のためご回向を行っております。ご回向とは、故人の冥福を祈り法要を行うことです。事前にご予約下さいませ。
また、大師堂では、ご先祖様のお位牌のご奉祀も受け付けております。ご宗旨、ご宗派は問いません。ご先祖様への感謝の念をこめ、子孫繁栄・家門長久を授かりますよう、ご奉祀をおすすめいたします。
Q.
成田山不動尊の行事にはどんなものがあるのですか?
多くの参拝者で賑わう初詣で1年の幕を開け、2月には著名人の豆まき式で有名な節分祭があります。春には彼岸会法要や花まつり、夏にはお盆行事が盛大に催されます。秋には 成田山不動尊の開創記念日を祝う開創記念大祭があり、12月の納め不動で1年を締めくくります。年間を通して様々な行事を行うことで、皆様の幸せと故人の冥福を祈っております。気になる行事があれば、ぜひお気軽にお越しください。
Q.
初詣に行きたいのですが、何時から何時まで開いていますか?
山門は一年中閉じることはありませんが、本堂の開扉時間は次の通りです。1年がよい年となりますよう、皆様のご参拝をお待ちしております。
Q.
今年の節分祭の豆まき式に来る著名人は誰ですか?
例年、NHK朝の連続テレビドラマの出演者をはじめ、各界の著名人の方に参加していただくことを予定しています。毎年節分祭の前には、本サイトで参加予定者の一覧を公開させていただきます。一年間の福を授かりに皆様そろってお越しください。
Q.
行事の中で一般に公開されていないものはありますか?
「星まつり」(2月4日~10日)は非公開の為、法要に参拝することができません。予めご了承ください。
「星まつり」とは一年の運命を支配する当たり星をお祀りし、悪事災難を除き開運出世するようにご祈祷する行事です。皆様からお申し込みいただきました「星供御守札」を節分の翌日(立春)から7日間お預かりし、除災招福と開運成就のご祈祷を非公開にて行った後、発送させていただいております。一年間災い無く幸せに過ごせるよう「星供御守札」をお申し込みくだい。お申し込みについては信徒部までお問い合わせください。